そろそろ1週間の疲れを感じる週末の昼下がり。
ちょっと仕事を早めに切り上げてトレードルームからエスケープ。
この時期はシティホテルのプールサイドでカクテル片手に寝そべり、ただ時を過ごすなんてのが良いかも。
こんな時に似合うのは辛口のジン・フィズとDiana Krallのささやく様なヴォーカル
“好奇心集団sujaku”へお越しいただきありがとうございます。ossans倶楽部のオレンジです。
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ダイアナ・クラール
何しろ週も半ばを過ぎるともうエネルギーも使い果たして仕事効率も上がるわけがない。
こんな季節は学生の頃の、あの待ちに待った夏休みが懐かしい。
流石に大人が2ヶ月近くも休暇を取るわけにもいかないが、まあ週末のほんのひと時くらいは早めの仕事切り上げもちょっとした解放感を感じられるのではないか。
それって時間に縛られた環境へのささやかな抵抗?
昼下がりのプールサイドで聴く
デッキチェアに寝そべる顔に傾いた日差しがさしかかる。
ウェイターがオーダーを受けるついでにパラソルの位置を調整してくれる。
ゆったりとしたストリングスをバックに乗せるダイアナのヴォーカルはどこか投げやりとも聞こえるのは僕だけだろうか。
そんな気だるさ加減が昼下がりのシティホテルというシチュエーションにぴったりはまってると感じてしまう。
何もしたくない、とにかくも彼女のささやき声とサングラス越しに見るプールサイドのビキニ美人に2杯、3杯とカクテルが進む(笑)
アルバム「WHEN I LOOK IN YOUR EYES」からボサノバを2曲
I’ve Got You Under My Skin
Let’s Face The Music And Dance
WHEN I LOOK IN YOUR EYES
カナダの音楽一家に生まれたダイアナは4歳でピアノを習い始め、バークリー音大を卒業後にレイ・ブラウンに誘われロサンゼルスで様々なミュージシャンの影響を受けながら歌手としての経験をつむ事になります。
その後はニューヨークに転居しジョン・クレイトン、ジェフ・ハミルトンと共に初のアルバム「Stepping Out」を発表する。
1999年発表のアルバム「When I Look in Your Eyes」はアメリカでプラチナ(100万枚以上)、カナダでダブル・プラチナ、ポルトガルでプラチナ、そしてフランスでゴールドを記録。
52週ビルボード・ジャズ・アルバム・チャートの1位に君臨し、その年のグラミー賞”アルバム・オブ・ザ・イヤー”にジャズ・アーティストとしては20年ぶりにノミネートという快挙を達成する。
ジョニー・マンデル の洗練されたストリングスに乗せて歌うダイアナのヴォーカルは計算されたさりげなさとでも表現すればよいのか?
それはメンバーとのグルーヴ感を何より大切にしているが故の表現なのかも。
その辺りは「I Can’t Give You Anything but Love」で彼女のピアノてでも十分に感じとれると思う。
タイトル曲の「When I Look in Your Eyes」ではマローンのギターとの掛け合い
続く「Popsicle Toes」ではハミルトンが刻むドラムが心地よい。
ダイアナ・クラール(vo,p)
ラッセル・マローン(g)
ラリー・バンカー(vib)
ジョン・クレイトン、ベン・ウルフ(b)
ジェフ・ハミルトン、ルイス・ナッシュ(ds)
ジョニー・マンデル (St)
1999年録音
【CD盤】
【LPレコード盤】
アルバムを聴き終えた頃にはそろそろ日も暮れかけて風が少しひんやりと感じる。
この後はBarへ移動して本格的に飲み始めるかな(笑)
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