こんにちは
好奇心集団sujaku ossans倶楽部 会員のユカッチです。
おっさんと言えばそろそろ健康やアンチエイジングに気を使い出す年齢。
いろいろな健康ブームですよね。
そんな中でお手軽にはじめられるのでランニングやウォーキングが人気です。
自分の周りにもちらほら本格的にマラソン大会に出場されるかたもいてすごく身近に感じます。
そのほかに野山などの自然を走るトレイルランニングもブームになっていますね。
そんな一方で、
ベアフットシューズ(はだしに近いシューズ)でランやウォークをする人がじわじわ増えてきているようです。
人はもともとハダシで走る(動く)ようにできている?
これを思うのは以下の書籍を読んだからであります。
BORN TO RUNという世界的に有名な書籍があります。
そしてベアフットの世界を知るきっかけになりました。
ランナーであるこの本の著者がメキシコにて走る民族と言われる、タラウマラ族に出会うことから物語が始まります。
驚くことにその一族は、ワラーチと呼ばれるとてもランニングシューズとは言えないはだしに近い極薄の手作りサンダルを履いて信じられないぐらいに過酷な長距離の道を長時間タフに走ることができるということが、本を通じて広く世界に知られるようになりました。
従来の常識がくつがえされ特に西洋文化にショックをあたえムーブメントを生み出しました。
著者はその経験から導き出された現代のランニングシューズの問題点を科学的な論点であぶり出していきます。
さらにはタラウマラ族の中でもすごい伝説のランナーのことをドキュメンタリーとして描かれています。
繰り返しになりますが彼らは、ワラーチという簡素なサンダルで超人的に走ることができるんです。
このワラーチというサンダルが一躍有名になったことで、ベアフット(裸足感覚)と言われる極薄底のシューズという商品のジャンルが賑わうようになったんです。
読み物としてとても面白いものでした。
ベアフットのご利益
じゃあ実際にベアフットを実践すると、どうなるのってことになりますよね?
結論からいうと体のいろんな部分が刺激されより良い方向に変化していきます。
ベアフットは読んで字の如く、裸足によるウォークやランです。
ベアフット(はだし)でウォークやランをする目的は
足がクッションでまもられないことにより、人の足が持つ従来から備わっている機能を思い出させてくれることにあります。
足裏にはものすごい数の神経が密集していると言われますが、そこが刺激され活性化され感覚が鍛えられる。
足つぼマッサージとかもこのたぐいですね。
クッションがなく地面からのダイレクトな反発に普段使い切れていない足の筋肉が活性化する。
まあいろいろ刺激されて、鍛えられるわけです。
でもこれっていつでもどこでも出来るわけじゃないですよね?
だからここでベアフットシューズが必要になってくるんです。
こちらが現在つかっている3種類のベアフットシューズです。
底の薄さがわかりますでしょうか。
このジャンルにはいろんな種類がでていますが、オリジナル?というべきワラーチという形のサンダル(ランニング用途)が最初に作られました。
最初に写真の左のシューズタイプから購入していき、右側のだんだんとよりオリジナル(ワラーチ)に近いものを購入していきました。
よりダイレクトなはだし感覚を求めた結果です。
それぞれに履き心地が微妙に違いどれもお気に入りですが、とにかく履き心地が羽のように軽いのが特徴です。
これらのシューズは簡単に言うとクッション機能がほぼゼロのくつです。
底が薄いので地面からのインフォメーションが半端なくダイレクトに伝わってくるという特徴があります。
ケガしない程度に裸足に近い感覚が味わえるグッズです。
自分の場合は少し荒れた舗装路を良く走るんですが、最初からこの薄底で走れた訳ではなく、というか走る気にならないぐらい地面からの衝撃に最初はおっかなびっくりでした。
小石を踏んで痛さに飛び上がったりしたものです。
ほんとうにこんなので走れるのかな?って思いました。
最初はとにかく歩いたり小走りしてみたり。
普段そういう筋肉や体の使い方をしていなかったのでしょう、ふくらはぎがとんでもない筋肉痛になったりして階段の上り下りも大変な時期もありました。
でも最初の数週間を過ぎると体がなれてきて、着地のショックを無意識にやわらげるようになって、ほとんど地面を気にすることなく走れるようになりましたし、ふくらはぎもぼぼ痛くならず走れるようになっていきました。
人間の体の適応力はすごいなって思いながら、楽しくなってランを続けることができました。
デメリットはあたりまえですが、クッションがないので普通のシューズのようにウォーキングやランをしてしまうと確実にトラブルになるし疲れます。
だから人によっては全然合わないと言うケースも出てきます。
でも前述のようにだんだん体がなれてくるのでそこまで行くと新しい感覚や筋肉が発達してきて新たな世界が開けてくると思います。
ベアフットを使い出して気づいたのはランニングやウォーキング中の姿勢とバランスが自然と良くなったことや
かかと着地ではショックがすごいので衝撃が来ないようにフォアフットと言われる足の前側からの着地を自然と体が覚えました。
文章では説明しづらいですが、足裏の感覚がとても鋭くなったこと。
ランニングやウォーキング時にお尻から下の筋肉がバランス良くまんべんなく使われるようになったので下半身全体が強化されたように感じます。
何よりうれしかったのが、ランニング時にあった膝痛がほぼなくなりました。
そもそもベアフットをはじめるきっかけとなったのは自分のひざの故障からでした。
健康オタクなので自然とブームに乗って数年前からランニングをはじめていました。
毎日走る習慣ができて体力もつきだんだんとランニングの気持ちよさや魅力にとりつかれて、さらにスピードを求めてランニングシューズを新調したりして楽しんでいました。
そんなある日、膝に違和感を覚えたんですね。
そこからは日によって膝の痛みとのお付き合いがはじまります。
調子が良かったり悪かったりなので、いつしか安心して楽しむことが難しくなってきていました。
そんなもんもんとしていた時にふとあの本のベアフットというキーワードを思い出したのでした。
先ほど述べましたように現在ベアフットシューズを履いて走りはじめてしばらくすると、膝痛がいつの間にか気にならなくなりました。
マラソンブームの今ランナーで故障をかかえている人は多いと聞きます。
そして何かのきっかけでベアフットを知ってを実践した結果、克服したというケースを聞きます。
すごい人になるとそのまま裸足でフルマラソン大会に出場してしまう人もいるようです。
万人に勧めることは出来ないけれど、自分と同じような故障に悩む方ががいるとしたら、なにか変化のきっかけとなればうれしく思います。
なぜ膝痛か治ったのかは完全にはわかりませんが、ランの姿勢が大きく変わったので膝への負担が減ったんだと解釈しています。
おかげで以前のように蘇ることができました!
ベアフットのような薄いペラペラな快適さとは真逆な靴をはくってことは、文明に逆行しているといえます。
でもあえてそれをやることで、当たり前と思っていたことがそうじゃないことがあるんだなと感じます。
日本には古来から古武術や古武道などを通して独特の身体感覚の文化があって、そういう古き良きものが実すごいんじゃないかなとか。
元々そう言ったものに興味があったわけですが、今回ベアフット体験を通じてあまり知られていないけど、改善できることがあるんだと発見できたことは楽しかったです。
これからもそんな発見を探求してみたいです。
ほかの方の違う感じ方や、ご意見を是非うかがってみたいですね。
ではまた。
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