紅葉真っ盛りの京都。そんな時期は有名な観光名所はどこも人が一杯です。
とかく京都人は列に並ぶとか人混みが嫌いなんです。だからこんな時期には敢えて大きな寺院を横目にひっそりとたたずむ古刹を選んで密かに楽しみたいのです。
ですから今回は穴場の紅葉寺院を訪ねます。
京都観光へはもう何度も訪れてるからそろそろメジャーどころから離れてゆったりと旅を楽しみたい。そんな方にも納得いただける紅葉巡りです。
今回も舞妓さん達と一緒に本物のわびさびを感じる旅をお楽しみください。
現地取材及び撮影日 2020年11月21日
“好奇心集団sujaku”へようこそお越しやす。

金福寺
貞観6年(864年)慈覚大師円仁の遺志により、安恵僧都が創建。
円仁自作の聖観音菩薩像を安置しています。
当初は天台宗でしたが、後に荒廃したために元禄年間(1688年〜1704年)に円光寺の鉄舟によって再興され、その際に円光寺の末寺となり、天台宗より臨済宗南禅寺派に改宗されました。
その後鉄舟と親しかった松尾芭蕉が、京都に旅行した際に庭園の裏側にある草庵を訪れ、風流を語り合ったとされ後に芭蕉庵と名付けられたが、荒廃していた為、彼を敬慕する与謝蕪村とその一門が安永5年(1776年)に再興しました。
山号は佛日山。
本尊は聖観音菩薩。
散策コース
京都駅より市バス5番系統 銀閣寺・岩倉行で「一乗寺下り松町」下車 約50分乗車
一乗寺下り松町より金福寺まで 徒歩約5分
または
四条京阪から京阪電車で出町柳で下車
出町柳から京福電車に乗り換えて一条寺駅で下車
一条寺駅より金福寺まで 徒歩約10分

祇園(番外編)
三尾へ紅葉見に行った時から1週間がたちました。
あれ以来こと姉さんからは何の連絡もなく帰ってきやはらしまへん。
うちは気になっておかあさんに訊ねたんどすけど、
おかあさんは「あんたらは心配せんでよろし」と言わはります。

境内
こと姉さんの事は気になるのどすけど、今日はオレンジはんの依頼で一条寺の「金福寺さん」へ紅葉を見に行きました。

枯山水庭園

本堂

芭蕉庵

京都の街並みと枯山水
金福寺は舟橋聖一作の大河ドラマ「花の生涯」のヒロインである村山たか女が出家して波乱の生涯を閉じたお寺でもあります。
こじんまりとした境内に綺麗に整備された枯山水の庭、高台にある芭蕉庵からは京都の街並を向こうに手前の紅葉が楽しめます。

次回予告
金福寺は一条寺の里にひっそりと佇む小さな寺院どす。
近くに有名どころの詩仙堂さんがあるので観光客の多くはそちらへ流れはるんどすえ。
そやから、ここは少し穴場な紅葉名所なんどす。
ゆったりとわびさびの京都を味わっていただけますので、次回の紅葉の折には是非訪れてみてください。
今回もこと姉さんの不可解な行動と行方を引きずったまま、次回は鹿ケ谷の安楽寺さんを訪れます。
おおきに、よろしゅうおたの申します。
京都観光のホテルはAgodaかエクスペディアの地図検索が便利です。下記より予約できます。
この記事へのコメントはありません。