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トランプ大統領の足跡【Part1】 ベネズエラの悲劇

史上最大の不正疑惑を抱えた米大統領選挙。

あれだけ大胆な行動に出てでも巨大な力はトランプ大統領を引きずり降ろしたいのでしょうか?それが世界の意志だとしたら、もうそれも時代の流れなのでしょうか。

“好奇心集団sujaku”へお越しいただきありがとうございます。ossans倶楽部のオレンジです。

 

米国と日本のメディア

アメリカの主要メディアは一方向への政権に偏った虚偽の報道ばかりで、その目的は大衆の洗脳です。

またそれを鵜吞みにして垂れ流す新聞やTVなどの日本のメディアも全くもって見る・読む価値は無いどころかむしろ弊害です。

ではその洗脳先はというと共産主義です。
そして更には机上の理論で終わった共産主義と言う名を掲げた帝国主義であり民衆を支配する世界です。

僕は昨年TVを廃棄しました。意味の無いニュースに貴重な時間を取られるぐらいなら捨てちまえと思ったのです。なまじっか有ると見てしまいますからね。

最初の頃はドラマやバラエティが見れないので物足りない感じでしたが、その内にそれらは必要なくなります。その分時間をもっと自分が本当に求めているモノの為に使っていくようになるから不思議です。人間は環境変化に柔軟に適応してくるものだと改めて感心するのですが。

さて本当のところ米大統領選の行方はまだ決まっていないというのが真実です。まあそれでも時間リミットが結果を決めるのでしょうが。

いずれにしても今回はトランプ大統領のこれまで行ってきた政策によって残した大きな足跡を見ていきたいと思います。

かつてどの大統領もトランプ氏ほど有言実行の人はいなかったのではないでしょうか。日本にとっては北朝鮮の拉致問題を親身に受け止め、金正恩に直接求言してくれた唯一の大統領です。

連日我が国の領土である尖閣諸島に漁船が侵犯して、じわじわと自分たちの領海にしてしまおうとする中国に対してはっきりとものを言い経済制裁や軍事で圧力をかけてくれているのがトランプです。

彼はあの派手なパフォーマンスゆえにバッシングも多かったイメージですが、少なくとも我々日本人は彼を支持するに値する行動を見てきたはずだと思うのです。

 

ベネズエラという国

トランプ大統領の影響を最も強く受けた国があります。

ベネズエラという国をご存じでしょうか。

名前は知ってるけど地図上のどこにあるのか分からない。どんな国なのかなぁという人が大半だと思います、

実はミスコンと呼ばれる「ミス・ユニバース」「ミス・インターナショナル」「ミス・ワールド」の優勝者最多国なんですね。

何しろ国策として美人を育成していたほどですからよほど余裕のある優雅な国だったのでしょう。

それからもっと知られていないのがこの国は何と原油埋蔵量世界一だということです 。意外に思われる方も居られますよね。

原油といえば中東が一番に思い浮かぶと思うのですが実はベネズエラなんですね。

ここでベネズエラの地図を見てみましょう。南米の最も北にありアメリカにとても近いのが分かります。

この地形的な優位性もあってベネズエラの原油最大輸出国はアメリカだったのです。

 

石油輸出のみに頼った政策

ベネズエラの政府は社会主義政策を取り農場主の土地を収用してきました。そしてそれを外資系石油企業に分配しその条件として石油公社が6割以上のシェアを持つことを要求してきたのです。

そうして資源である原油一本の産業国にしたのです。

これが後にこの国の悲劇となるのです。

この政策によって農作物の生産性は極端に低下します。

後に外資系石油企業は撤退し、更に輸出の9割を占める原油安が直撃して外貨不足に陥りました。外資が不足すると輸入ができなくなりあらゆる物資の価格が上昇したわけです。

この原油安を引き起こしたのがトランプ大統領の「シェール革命」です。

2000年代後半、前大統領オバマの時に起こった「シェール革命」により、米国では化石燃料(原油と天然ガス)の国内生産量が大きく増加します。

さらに再生エネルギーも増加したことで、米国のエネルギー自給率は、直近の10年間で約20%も上昇しもはや輸入を必要としない国へと変化したのです。

ベネズエラは元々反米的なスタンスを取っていたのですが、その一方で原油の40%が米国向けに輸出されるという矛盾した状況にありました。

これまで、米国はベネズエラの反米政策に強い不満を抱きながらも、アメリカの製油所が必要とする重質油の貴重な調達先として、ベネズエラと切っても切れない腐れ縁的な関係を維持してきたのです。

けれど2012年後半からシェールオイルの本格開発に成功すると、対外エネルギー依存度を削減する動きを強めていって、ベネズエラ産原油は米国にとっては石油輸入量の削減対象になったわけです。

そして2017年トランプの大統領就任により「シェール革命」をバックに従えたアメリカファーストはベネズエラへの決定打となったわけです。米国はベネズエラの原油を買わなくなったのです。

そうしてベネズエラは最大の原油輸出国であるアメリカを失い現在は行き着く所まで落ち込んでいったのです。

 

ハイパー・インフレ

現在のベネズエラは何と268万パーセントのハイパー・インフレ。100円のトイレットペーパーを買うのに268万円払うというのを想像するとこの凄まじさが分かるでしょうか。

反対に考えると268万円は今や100円の値打ちにしかならないという状態です。

  • 原油産業一本に頼った政策は元々の農地を転用したため食料が自給できない。
  • 原油が売れないから外貨を獲得できない
  • 外貨が無いから物資を輸入できない

トイレットペーパー、紙おむつ、薬などのあらゆる生活物資が不足している状況です。何日も停電が続き、水も供給されない。

5年連続マイナス経済成長が続く事で国内では混乱を呼び、略奪と殺人が頻発し治安が極めて悪化。そしてこの3年間で総人口の1割(300万人)以上の国民が国を脱出。

そんな状況下で今年1月以降は2人の大統領が選出されるという何とも異常な事態にあるのです。

これがかつて「ミスコン」の優勝者最多国であった南米ベネズエラの現在の姿なのです。

この原因はトランプ大統領にあると見るのはベネズエラ側の見方です。

けれど反米政策を持ちながらも最大の顧客であるアメリカへの原油輸出にあぐらをかき、他の何の国策も取ってこなかった、とりわけ最も芯の部分である食糧自給を捨ててまで原油に頼ったという自国の甘さは無かったのでしょうか。

 

対岸の火事と見ているだけで良いのか?

ベネズエラの悲劇は我々日本にとって対岸の火事なのでしょうか?

おれたちは先進国だ!経済大国だから心配ないという半ば幻想にいつまでも浮かれて平和を謳歌していられるのでしょうか。

親中派のバイデンが大統領となった時には、いつまでも米国が日本の後ろ盾に居てくれるという保証は有りません。

最悪にも世界の覇権が米中で2分した時には日本が2つに分断される可能性もあるのです。

もういい加減に完全自己防衛と完全自給を本気で進めていく時に来ているのではないでしょうか。

世界は分断から自立への方向へ動いているのに日本だけがいつまでも今のまま変わらない事にしがみついてる気がします。

オレンジ

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