今回のふらっと芦屋散歩は、手焼きに拘るおせんべい屋さん
田中金盛堂
さんです。
阪神芦屋から歩いて5分ほど、こちらの看板が目印のお店です。店内には、何種類あるのでしょうか、たくさんの種類のおせんべいが陳列されています。
こちらのお店の最大の特徴は、手焼きせんべいだということです。
取材させて頂いたこの日は、お店の看板商品と言っても過言ではないこちら
芦屋せんべいが焼かれている日でした。
一回の作業で4枚しか焼けない芦屋せんべいを、熟練された作業でリズムよく焼いていく様は、何度見ても飽きない工程ばかり…
今回、お店の方の許可を頂き、動画を撮影しました。
芦屋せんべいができるまではこちら →
焼きあがった瓦せんべいに焼き印を入れる瞬間、はい完成ですよ!と1個ずつにお墨付きをあげているようで、見ていて楽しい瞬間でした。
この工程を幾度も繰り返して、1日に1500~2000個弱の瓦せんべいを焼かれるそうです。そして、しばらく見ていて疑問に思ったことが…生地を絞る前に鉄板には、ほとんど油をせず、少し油のついた大きめのはけのようなもので、ささっとお掃除だけしているように見える作業、でもこれだけでおせんべいは毎回綺麗にはがれていきますよね。
長年の使用で、鉄板には油は染み込んでいるし、ほとんど使用していないように見えるのに、時には油落としという作業をしないといけないそうです。
こちらのおせんべい1つとってもストーリーがあり、芦屋せんべいのデザインは、DAIMARU ASHIYAの過去の紙袋のデザインだそうです。そして、企業や団体オリジナルの焼き印を依頼(有料)すると、オリジナルの瓦せんべいが作れるそうです。実際、この日も途中までは、お歳暮のご依頼なのでしょうね(^^) 会社のオリジナルの焼き印の瓦せんべいが作られていました。
次はこちらの写真の左のおせんべいのストーリーです。こちらは、玉子せんべい えと小判 来年の干支の 丑 が焼印されていますよね。こちらはお店の奥様が毎年 干支にちなんで、デザインされるそうです。実際、過去のえと小判をお店のfacebookで探しました。私は、申年のデザインが好きです。(◍•ᴗ•◍)♡ ✧*。
続きまして、上の写真の右のおせんべい こし餡 小豆末広のストーリー
こちら!私の今、お気に入りおせんべいです。頂くとやさしい小豆の香りがするやさしい甘さのおせんべいです。こちら、丸に焼き上げて砂糖でお化粧をして、柔らかいうちに 四分の一にカットし、カーブした板の上に並べていくという手のかかったおせんべいなのです。
上の写真のおせんべいのストーリー!最後は、真ん中の ふきよせ のストーリー
こちらは、7種類のおせんべいがアソートされています。お話をお聞きして (⦿_⦿) 驚きました。こちら、7日間かけて中の1種類ずつを焼いていき、7種類揃ったところで、
こちらの写真の左上の網のついた道具の中で優しく全種類が均等になるように混ぜていくそうです。写真をよく見て頂くと分かると思うのですが、ふきよせのなかには、色々な形状のおせんべいが入っていますよね。ロール状のおせんべいは、焼きあがって柔らかいうちに棒に巻き付けて仕上げるそうです。お味も3種類、緑色のロールせんべいには、あの一保堂のお茶が使用されているそうです。
さて、お次のストーリーは、こちら ABCカステラ です。こちらは、毎朝お店で1番最初に焼く1品だそうです。柔らかくて香りのよい手焼きのカステラ、サイズも小さくていいですよね。先日、お知り合いのところに持っていきますと、可愛い1歳半位のお子さんが、手に持ってお口に頬張る様子がとても可愛らしかったです。
そして、最後のストーリーはこちらの
玉子せんべい 芦屋の四季
まず、こちらは黄身だけで焼かれています。
袋から出してみました。
今回の袋の中には、三種類の芦屋の風景の焼印が押されていました。焼印はとても貴重なもので、機械化が進む中、職人さんの手作りの焼印で、現在もう作ることができる職人さんがいらっしゃらないそうです。
たいへん貴重な焼印も見せて頂くことができました。
贈答用には、紙箱タイプと縁起が良さそうな色の缶のタイプがありました。田中金盛堂さんの手焼きせんべいを食べたくなってきたのでは?( ^∀^)
田中金盛堂さんの周りには、まだまだご紹介したいお店がたくさんあります。また ふらっと芦屋散歩 にてご紹介する予定です。
営業時間 8:30~19:00 定休日 火曜日 芦屋市大桝町7-5 ☎0797222573 |
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