多くの人がイメージする京都。それは華やかさと質素。
ちょっと上質に言い換えれば「雅」と「わびさび」です。

祇園祭や葵祭は雅(みやび)を求めて人が賑わうからそれが魅力なのだけれど、それに対して秋の紅葉は出来ればひと気のない静かな寺院をひとり占めしたいと思うのではないでしょうか。

折角の休暇を利用して京都まで静けさを求めて来たのに、人波をかき分けて見た紅葉ではその印象も半減してしまうのかもしれません。

なによりお迎えする側の京都人にとっても、良いイメージの名残をお土産に帰られ、また次も京都への気持ち持って貰いたいのです。

そんな使命感を持って(笑)紅葉シーズン真っ只中に敢えて穴場のスポットを訪ね紹介したいと思います。

 

今回も舞妓さん達と一緒に本物のわびさびを感じる旅をお楽しみください。

現地取材及び撮影日 2020年11月21日

“好奇心集団sujaku”へようこそお越しやす。

目次

 

安楽寺

散策コース

石段

境内

地蔵堂

かぼちゃの水掛け地蔵

本堂

書院

カフェ 椛(momiji)

安楽寺を後に...

あとがき

祇園(番外編)

 

 


安楽寺

安楽寺は法然上人の弟子、住蓮上人と安楽上人を開基とし、この開山両上人が、「鹿ヶ谷草庵」を結び、布教活動の拠点を持たれたのがこの寺のはじまりです。

春は、さくらの頃、つつじの頃、サツキの頃を中心として、秋は、もみじの頃に限定公開されます。

また住職自らが本堂で30分おきに約10分間、寺の由来やお木像の説明をされています。

山号は住蓮山。
本尊は阿弥陀如来。


散策コース

京都駅から
市バス5号系統「岩倉操車場」ゆきに乗り、「真如堂前」下車
「真如堂前」から安楽寺まで 徒歩約15分

四条河原町から
市バス203号系統「祇園・錦林車庫」ゆきに乗り 「真如堂前」下車
「真如堂前」から安楽寺まで 徒歩約15分

哲学の道より一本山際の、通称”隠れ道”に面しています。
法然院の南側。石段の上に見える山門が目印です。

安楽寺ホームページ

 


石段

京都の代表的な観光スポット哲学の道。多くの人で賑わう哲学の道からたった1本山際へ入ると急に静けさが漂います。

二十四節気は小雪(しょうせつ)の季節。
隠れ道と呼ばれるその小道を散策していると、真っ赤に染まった山門の石段が現れます。

山門前に「浄土礼讃根元地」と刻まれた石柱がおます。
開山両上人は、唐の善導大師(ぜんどうだいし)の『往生礼讃』に大原魚山(天台宗)の礼讃声明(らうさんしょうみょう)を転用して浄土礼讃を完成されはったんどす。


境内

 


地蔵堂

 

地蔵堂にはくさの地蔵菩薩が安置されたはります。

 


かぼちゃの水掛け地蔵

 

毎年7月25日には中風まじない鹿ケ谷かぼちゃ供養が行われるんどす。


本堂

 

本堂では住職さんがお寺の由来を解説しておられますのえ。

 

安楽寺のお話

 

後鳥羽上皇の女官、松虫姫と鈴虫姫がおられました。両姫は、法然上人や開山両上人から念仏の教えを拝聴し感銘され、いつしか仏門に入りたいと願うようになりました。建永元年(1206)12月、両姫は後鳥羽上皇が紀州熊野に参拝の留守中、夜中秘かに京都小御所を忍び出て「鹿ヶ谷草庵」を訪ね剃髪、出家を乞います。最初、両上人は出家を認めませんでしたが、両姫のお詠に感銘されます。
「哀れ憂き この世の中にすたり身と 知りつつ捨つる 人ぞつれなき」

 

19歳の松虫姫は、住蓮上人から剃髪を受け「妙智法尼」と法名を授かります。また17歳の鈴虫姫は、安楽上人から剃髪を受け「妙貞法尼」と法名を授かります。

 

この事を知った上皇は激怒し、念仏の教えを説く僧侶に弾圧を企てます。翌建永2年2月9日、住蓮上人は近江国馬淵(まぶち)(現在の滋賀県近江八幡市)で、同日安楽上人は京都六条河原(東本願寺近く)で斬首されました。この迫害はこれに止まらず、法然上人を讃岐国(香川県高松市)に流罪、親鸞聖人を越後国(新潟県上越市)に流罪に処します。いわゆる建永(承元)の法難です。

 

その後、両姫は瀬戸内海に浮かぶ生口島の光明防で念仏三昧の余生を送り、松虫姫は35歳、鈴虫姫は45歳で往生を遂げたと伝えられています。

 

また、両上人の亡き後、「鹿ヶ谷草庵」は荒廃しましたが、流罪地から帰京された法然上人が両上人の菩堤を弔うために草庵を復興するように命ぜられ「住蓮山安楽寺」と名付けられました。その後、天文年間(1532〜55)に現在地に本堂が再建され、今日にいたっています。

安楽寺ホームページより

 

ご本尊の阿弥陀如来

 


書院

 

 


カフェ 椛(momiji)

 

安楽寺さんでは拝観に疲れたらカフェで抹茶や珈琲がいただけるんどす。
ゆったりとした時間を楽しんでいただけますえ。

 


安楽寺を後に...

 

うちらは白川通まで下りてミヨンさんで洋食をいただくことにしました。

 


あとがき

 

今回の安楽寺さんは如何でしたでしょうか。
観光の人で賑わう哲学の道から1本奥には静けさの漂う「隠れ道」がございます。

こんな小道にも紅葉の名所がひっそりと隠れているのです。

紅葉真っ盛りの時期にあえて穴場のスポットを訪ねてみました。

有名どころには無いこんな京都もあるのか。
いいえ、これこそが本物のわびさびを感じられる京都かもしれない。
もしそう感じていただけたら幸いです。

おおきに。よろしゅおたの申します。

 


祇園(番外編)

 

12月入って古都姉さんからハガキが届いたんどす。
神戸に居やはるそうですが、うちらは姉さんが元気なのを知ってほっとしたんどす。

それから、うちらは毎日お座敷が続いて暫くあわただしい日が過ぎていきました。

12月の半ばにTVのニュースで京都・OK電子の伏見社長が遺体で発見されはったんを知りました。

伏見社長は古都姉さんをひいきにしたはったお方どした。
もしや古都姉さんが事件に関わったはるのと違いますやろか?

この間、刑事さんが来てはったんはなんでどすやろ。

オレンジはん、古都姉さんが心配どす。
はよ、続きを書いとぉくれやす。

【密かな京都】金福寺は一条寺の里にたたずむ松尾芭蕉と与謝蕪村ゆかりの名刹

 

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