こんにちは、とやしです。
生命保険に加入する際、無選択型の商品や個人年金以外は、基本的に「告知」が必要になります。自身の健康状態を告知しなければなりません。今回は、「告知」についてもそうですし、
生命保険の「告知」についての注意事項 |
について情報を発信します。
生命保険に申し込んだことがある人なら、なんとなく覚えているかもしれませんが、生命保険に加入しようとする際には、基本的に告知が必要で、被保険者の健康状態を保険会社に告知しなければなりません。
もし、保険加入を考えている人や、最近保険に加入した人に知っておいていただきたい・注意して欲しいポイントをまとめました。
目次 |
告知とは?
◆告知の必要性
先ほども、述べました通り、生命保険に申し込む際には、基本的に告知が必要となります。過去の傷病歴や現在の健康状態や職業を保険会社に正しく告知しなければなりません。これを告知義務と言います。
なぜ必要か??生命保険は加入者の掛け金から保険金が支払われています。ですので、当たり前ですが、健康状態が悪い方やケガしている方、ケガしやすい職業の方等と、他の方が同じ条件で加入すると不公平感が生まれます。リスクの高い人の方が保険金・給付金を受け取る確率が高くなりますので、公平性を保てなくなってしまいます。こうした公平性を保つために、保険会社はお客様に告知をしていただき、加入の引受可否を判断しています。
◆告知内容は?
告知する内容は、簡単に言うと、過去のケガや病歴、現在の健康状態・健康診断結果や職業です。保険会社や商品によって告知内容は変わりますが、おおよそ似たり寄ったりです。
例えば)
直近3か月以内に、医師の診察・治療を受けたことがあるか?
過去5年以内に、病気やケガで入院や手術を受けたことがあるか?
過去2年以内の健康診断や人間ドックで異常指摘を受けたことがあるか?
他にも告知事項はありますが、代表的な項目は上記だと思います。保険会社の求める告知事項について、事実をありのまま正確に被保険者自身が告知しなければなりません。
告知義務違反
保険加入の際は、「告知」が必要であることは理解できたと思います。では、嘘ついて加入したらいいのではないか?別にバレなくない?そう思った人も少なくないでしょう。
◆告知義務違反とは?
事実と異なる内容を告知した場合や、告知をしなかったりした場合、告知義務違反に該当します。例えば、入院・手術歴があるのに告知しなかった・ごまかした、現在投薬中にも関わらず告知しなかった等です。これは、故意の場合は当然ですが、たまたま忘れて告知漏れしてしまったような場合も、これに該当する可能性は非常に高いので告知の際は十分注意が必要です。あやふやに告知するのではなく、確実に事実を確認したうえで告知することをおすすめします。
◆告知義務違反に該当したらどうなるか?
もし、告知義務違反があった場合は、契約を解除になったり、保険金や給付金を受け取れなくなる可能性があります。
保険会社は責任開始日から2年以内であれば、告知義務違反を理由に契約を解除することができます。そうなったら、保険金や給付金は支払われませんし、今まで掛けた保険料も返ってきません。
また、責任開始日から2年経ったとしても、保険金や給付金請求の発生事由が2年以内だと、同様に保険会社は契約を解除できます。
◆どうやってバレるのか?
告知内容なんて嘘書いてもバレないでしょ・・・と思っている人もいることでしょう。確かに、事実と異なることを告知してもバレなかったケーズもきっとあるでしょう。もちろん、だからといって嘘の内容を告知して良い訳ではありません。場合によっては、詐欺による契約取り消しもあり得ます。
では、どのように告知義務違反は発覚するのか。あくまで一般論ですので、ご承知おきください。
例えば、保険加入後に被保険者が入院と手術をして、保険会社に入院給付金と手術給付金を請求したとしましょう。保険会社は確認業務を行うことがあります。簡単に言うと、「調査」ですね。
治療先の医療機関や医師へ照会したり、健康診断の記録を確認したり・・・
一般的には、診断書記載の医療機関へ照会しカルテと告知内容を整理して発覚することが多いです。
この確認業務は、保険金・給付金請求の際、必ず実施されるわけではなく、保険会社によって実施する件数は違います。ただ、特に、契約してから早期に請求があった場合は、この確認業務が行われる可能性が高くなります。
◆告知義務違反になっても支払われることもある・・・?
通常、告知義務違反に該当すると上記記載したように契約解除になることがあります。ただ、告知義務違反の内容と実際告知した内容によって、結果は変わってきます。
◆例えば
・保険金・給付金が支払われず、契約も解除
・保険金・給付金が支払われるが、契約は解除
・保険金・給付金が支払われないが、契約継続
・保険金・給付金が支払われて、契約も継続
最終的には内容によりますので、必ず契約解除になるわけではないということです。
まとめ
生命保険において、告知は保険会社にとっても、お客様にとっても重要な事項です。
告知事項があるからと言って、保険に絶対加入できないというものではありませんので、誤解のないように。告知の内容によっては、条件をつけて引き受けたり、無条件で引き受けできることも全然ありますので、それは各保険会社の基準によります。
告知義務違反で、契約を無駄にしないよう注意しましょう。安易に適当に告知すればいいや、と思っているといざという時に残念なことになるかもしれませんので気をつけましょう。
お役に立てれば幸いです。
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