京都にはその季節だけに限定していただく食べ物があります。1年通して敢えてその時に巡ってくるものを食することで季節を楽しむという習慣です。

今回は丁度今の時期にいただく和菓子を紹介したいと思います。

“好奇心集団sujaku”へようこそお越しやす。ossans倶楽部のオレンジです。

この記事を書いた日 2020年11月3日

 

霜降の炉開き

そろそろ紅葉の色づきが気になりはじめるこの頃、季節は秋から冬へと移る「霜降」です。

先陣を切って貴船神社や岩倉の実相院辺りから紅葉の便りが届くとそれまで静かだった都が一気に観光客で賑わいます。

この頃京都の茶室では炉が開かれます。

この時に初夏のころに摘みとった新茶が詰められた茶壺の口を開け、茶臼で挽いて一服を点てる口切りが行われます。

茶人にとっては正月とも言える大事な行事なのです。

 

亥の子餅

霜降の季節の和菓子といえば亥の子餅です。

始まりは平安時と言われ、亥の月(11月)・亥の日・亥の刻(22時頃)に食して無病息災を願うものとされました。

寒くなるこの頃、今でこそエアコンで部屋を暖めるのですが昔は火鉢や囲炉裏で暖を取る時代でしたからやはり火災は大変心配な事だったのでしょう。

亥は陰陽五行では水性に当たり火災を逃れるという意味合いもあったのです。

 

さて早速とらやで買ってまいりましたので先ずは写真で楽しんでもらってその後にお買い求めください(笑)

虎の絵柄が刻印された箱に亥(いのしし)が入っております。

お値段1個486円(税込み)の3個入りです。

お抹茶ならぬ珈琲でいただきます。

説明には、きな粉・干柿・ごまを混ぜ込んだ餅製の生地で御膳餡を包みました。と書いてありました。

源氏物語にも登場する亥の子餅

光源氏と紫の上巻にてこの亥の子餅が登場する場面があるそうです。

今年は11月4日22時が亥の月・亥の刻です。
亥の子餅はこの季節ならどこのお饅頭屋さんでも売られていますので是非ともお買い求めて食されてください。