自然農

自然農法で誰でも簡単にお手軽に野菜を作ろう【春~夏】2年目

★★★ 7月27日記事更新しました★★★

間もなく食料危機がやって来るぞ!

僕は仕事柄、世界の先端情報が入って来るのもあって、そんな事を耳にしました。

それじゃあそんな時の為に自分で野菜を育てようと思ったのが自給農へのきっかけでした。

最初はまあほんの軽い気持ちで始めたのですが、あれから1年しか経っていないのに早くも世界の食糧危機が目に見えて迫ってきているのに驚いているのです。

スーパーで見る食料の値段は少しづつ上がってきているし、農家の方の話でも肥料が高騰して経営が成り立たないと言っておられます。

こりゃあ、いよいよやって来るぞ!!

“好奇心集団sujaku”へお越しいただきありがとうございます。ossans倶楽部のオレンジです。

これまでの自然農記事はこちら

自然に任せた自給農

まったくのド素人が農業の真似事を始めて1年が過ぎました。

スタートはコーチが常駐するシェア畑で、そこでは教えられるままに野菜作りをしたのですが、これが案外簡単に出来たもんですから拍子抜けして、そして調子に乗るわけです。
ここでは肥料を使った野菜栽培を経験したのです。

そして僅か3ヶ月ほとで次は自然農だ!などと全く無謀なことを考え、別の畑を借りて無肥料・無農薬の栽培を始めたのです。

そうですここからが苦悩の始まりというか、泥沼に足を突っ込んでしまったのです(笑)

目指せ!完全自給農

僕が最終目指す農法は
最短の時間で全くの農業素人でも誰もが簡単に野菜を育てられるものである

これを完成させるために僕自身は試行錯誤を繰り返して、時間が掛かってもノウハウを構築するつもりであります。

そして誰でも簡単、最短自然農法が完成したら皆とシェアしていきます。

前回の記事同様に僕自身の記録が目的でもあるので、日を追うごとに内容を書き足していきます。

自給自足には自然農法を

一般の慣行農法の場合

多くの人の食料を作り出すには必要な農法です。

肥料を与えるので野菜が安定して育つ
肥料を与えた野菜は本来の力を発揮できずに弱っちくなるのです
耕した畑は野菜が育つ自然環境を破壊するので次々と手を入れる必要に迫られる
自然環境が崩れた畑には害虫を食べてくれる益虫が居なくなる
害虫駆除に農薬を使う事になる
農薬は周辺の環境まで浸透し、実際に魚が取れなくなってきている
 畑に手間が掛かる
肥料・農薬・機械の導入にお金が掛かる

自然農の場合

それに対して個人が自分の家族だけが食べる為の自給農なら、もっと楽に費用も掛けずにやっていきたいと思うのですよね。

自然環境そのままに畑を耕さないのは労働が楽です
肥料も農薬も使わないので安上がりです
安全なオーガニック野菜が作れるのは安心
時間はかかるが野菜が自然に育つ土が出来上がれば、後は永久的に野菜が作れる

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オレンジ

シンプルな自然農を目指します♪

 

1年やってきて学んだこと

何も分からないド素人がいきなり畑を作って野菜を作ろうという事をやってきて、いろんな失敗を体験しました。そして失敗から学んだことがあります。

スタートした最初の春は畑にとにかく沢山の種類の野菜の種を植えました。その結果収穫にまで至ったのは何と!「枝豆」だけだったのです。

最初に植えた種

● キャベツとレタス
● こかぶとネギ
● なすとバジル
● 胡瓜とネギ
● 枝豆とスイカ
●トマトとバジル
● プロッコリーとレタス
● 人参と枝豆

 

何しろ自然農スタートから全く野菜が育たないのですから流石にこれはめげました。

この前にやったオーガニック農法では簡単に野菜が育ったのに自然農だとなぜ育たないのか?

春~夏の野菜は失敗だったので秋からは別の方法も試しました。

4畝の内半分の2畝は鍬を入れて耕し地中に空気を入れることにしました
半分はこのまま耕さないで作った畝を残しました

この秋植えでの結果は

 耕した畑では野菜は元気に育った
 耕さない畑では野菜の育ちは遅かった(けれど最初の春植えよりは野菜は育った)

やはり耕した畑の方が野菜は育つのか?
不耕起の畑も時間が経過してきているので少しは地中の自然環境も整ってきたのか?

この辺りの結論はまだまだこれから続けていく中で分かって来ると思います。

 

種植えと苗植え

ひとつ学んだ事があります。

 種から植えても育つ野菜
 苗を植えて育てるのに適した野菜

こんな基本的な事を1年かかってようやく学びました(いまごろかよ!!)

 

野菜によって種植えか苗植えかを知る

 

新しい農法を追加

さて自給農を目指して始めた自然農は2年目に突入です。
まだまだろくに野菜も作れないのに次々と新しい事をやるなぁと我ながら思うのですが、これも性格だからどうしようもないのですね。

いろいろと試行錯誤していってどこかで自分の農法なるものが固まればと思っています。

 

菌ちゃん農法

D畝の隣に新たに畝を建てていきます。
ここではネット情報で知った「菌ちゃん農法」をやってみたいと思います。

柴咲コウさんが北海道で農業を始めるというYouTubeを見てやりたくなったのです(笑)

4月2日

畝立ては自然農と同じです。

1 表面の雑草を刈り取る
2 畝間の土を畑に乗せて、その土だけを鍬で耕す

3 周りの山から朽ち果てた木朴を拾ってきました。

4 枯れたススキの茎も拾ってきました。

5 朽ち木を畑に乗せます
6 その上にススキの茎を敷き詰めます
7 またその上に畝間の土を被せます
8 その上から水を掛けます

9 最後にビニールシートを被せて完成です

やろうとしている事は自然農と同じで土の自然環境を野菜作りに適したものにしようというものです。

朽ち木、竹状の枯草、ビニールマルチにより糸状菌の育成を促進しようとしているのですね。

早ければ2ヶ月後くらいから作付けが出来るようになるそうです。

 

A畝のほうれん草はこれで収穫です。

同じ所に植えた水菜、チンゲン菜は花が咲いてしまって収穫時期を逃してしまいました。
ここ3週間ほど忙しくて畑に来れなかったのでね。

花は持って帰って花瓶に飾ろう。
チンゲン菜は下の方が食べられそうです。

B畝のキャベツは秋に植えたのが年を越えて今はこんな感じになりました。
もう収穫しないといけませんね。

白菜を収穫した後のところにブロッコリーとキャベツを新たに植えました。

この後5月頃にいろいろ野菜を植えていきます。
それまでのしばらくは農作業はありません。

ジャガイモを植える

4月17日(日)

A畝の右側に空いたスペースがあるのでそこにジャガイモを植えようと思います。

ジャガイモの植え付け時期

春 3月~4月中旬 育てやすい
秋 8月下旬~9月 育てるのが難しい

秋植えは

植え付け期間が短い
残暑の暑さで種イモが腐りやすい
冬の寒さで大きく育ちにくい

種イモの選び方

スーパーなどで売られているものではなく、ホームセンターなどで合格証の付いたものを選びましょう。
切らずにそのまま植えられる小さなものの方が失敗しない。

植え前の準備

植え付けの2~3週間前から種イモの子芽出しをします。
毎日朝から夕方まで日なたに種イモ太陽に当てます。
夜は寒いので家に取り込みます。
2週間ほどで芽が出てきます。
芽出しは必ず行う必要はありませんが、そのまま植えるよりも発芽がそろって生育がよくなります。

種イモを切る

小さい種イモはそのまま植えます。
大きめのイモ(50g以上)は1つが40g程度になるように切ります。
芽が出ているところを残して縦に切ります。
切り口から腐るのを防ぐために切り口に「草木灰」を付けて1日天日干しをして乾かします。

植え方

水はけのよい場所に植えます。
幅60~70㎝位で深さ10㎝位の溝を掘る。
30㎝間隔で種イモを植えていきます。
5㎝くらい乗るくらいに土を被せます。

芽かき

発芽して目が5㎝くらいに伸びたら、硬くてよい芽を数本残して間引きします。
為イモが動かないようにしっかり押さえて、土の下の方で芽を切ります。

1回目の土寄せと追肥

間引きの後に軽く土寄せを行います。
この時肥料を混ぜた土を使うと効果的です。

2回目の土寄せと肥料

草丈が30㎝ほどになったら1回目と同様に土寄せと追肥をします。
ジャガイモが多くなってくると土から出てしまいます。
太陽に当たると緑色になりソラニンの含有量が増えてしまうのを土寄せで防ぎます。
緑色になったジャガイモはソラニンが多く、食中毒を起こすので食べないようにしましょう。

花が咲いたら取る

花が咲くと種ができてトマトの様な実がなります。
特に問題ないのですが、ジャガイモの成長に必要な栄養が実の方に取られるので、できれば花は取り省いた方が良いです。

収穫

春植えのジャガイモは6月中頃が収穫時期です。
葉の7~8割が黄色くなって枯れてきたら収穫のタイミングです。

天気が続いて土が乾いている時が収穫に良いです。
雨天や雨上がりに収穫すると腐りやすいので注意です。

堀ったジャガイモは風通しの良い日陰で土がさらっと落ちるまで乾かし、早めに取り込みます。
長時間日に当てるとしわになったり、ソラニンが増えるので注意です。

植え付け

自然農ですから畝間の土を畑に被せて、表面だけを耕す方法です。
ジャガイモがこの方法で良いのかは分かりませんが...

実験的にいろいろ変えて植えていきます。

● 大きめのジャガイモをそのまま植える
● 目のところを切り落として、石灰をまぶして植える
● 小さいジャガイモはそのまま植える

植えたら軽く草マルチをしておきました。

キャベツを収穫します。

ちょっと小振りだけど、しっかり葉が詰まってます。

植え付け

そろそろ夏野菜に向けて植え付けをやっていきます。

5月3日(火)

キャベツはもう収穫できそうですね。

暖かくなって、いちごの葉が元気になってきました。

A畝の横の空き地にハーブのマンジェリコンを植えました。

C畝に枝豆を種植えしていきます。

D畝にはリーフレタスとルッコラを種植えしました。
どちらも筋蒔きです。

C畝にはかぼちゃの煮えも植えました。

こちらはB畝
白菜を収穫した後に、トマトの苗を植えました。

キャベツの隣にナスを苗植えしました。

ナスとナスの間に落花生の種を植えました。
コンパニオンプランツですね。

発芽

今日は5/3に植えた種の発芽状況を見ていきます。
種上から10日以上たってるので、発芽している頃ですね。

 

5月15日(日)

「2年目の自然農」を見ていきます。
記事として記録したいきますが、今回は動画にも撮りました。

5月15日(日)

ルッコラ発芽しています^^

ベビーリーフも発芽していますね。

枝豆も発芽しています。
これで種植えは発芽全て確認できました。

D畝のネギは花が咲いてきました。

これは「とう立ち」ですから早く対処が必要です。
方法は2種類あります。
1 とうの部分を摘み取る
こうすれば栄養が種に取られなくなるので、更にネギを育てられます。

2 このまま花が咲くまで待って、花から種を摘み取る
このネギは固定種ですから、種を取っても良いですね。
F1種の種の場合は2世代目以降はうまく育たないことがあるようです。

D畝(不耕起)のキャベツは結球までは進みましたが、収穫まで無理でした。

人参は今頃ようやく葉が伸びて来ています。

C畝(不耕起)に種植えしたネギ。
まだまだ7㎝くらいです(笑)

3日に苗植えしたカボチャ C畝

B畝 4/2に苗植えしたブロッコリー

同じく4/2苗植えしたキャベツ

5/3に苗植えしたナス

やはり5/3に苗植えしたミニ・トマト

イチゴは実が出来てきました^^

サヤエンドウの実がなってきています。

年末に発芽して、その後年明けて一度枯れしまったので、慌てて種上をしたものです。
植えたタイミングが遅くなってので心配していましたが実がなってきて嬉しいですね。

ニンニクは伸びてきましたね。6月頃には収穫でしょうか?

A畝横の空き地です。ポピーが元気です。

マンジェリコンが少し元気がないような...

ジャガイモはそろそろ間引きが必要でしょうか。

 

5月29日(日)

ジャガイモは葉が伸びてきたので、今日は間引きをします。

A畝にオクラの種植えと苗植えの両方をしました。

B畝のトマト、成長はゆっくりです。

C畝に新たにトマトを苗植えしました。

同じくC畝にナスも苗植えしました。

こちらはB畝のナスです。ちょっと元気がないようです。

B畝のブロッコリー。成長が止まってるような?

B畝にバジルを苗植えです。

C畝の枝豆はだいぶ成長してきましたね。

C畝のかぼちゃです。

D畝のルッコラ。ここからの成長が勝負です。

C畝のベビーリーフ。

D畝に種植えした赤かぶ。少し成長してきました。

 

大暑

今年は3年振りに祇園祭が再開。いよいよ京都には本格的な夏がやってきます。
夏の畑は猛暑の中の草刈りが自然農にとって大変な作業です。
昨年と比べると今年は雑草の勢いが弱まってきたように見えます。
畑全体にクローバーを撒いたのでその効果が出てきたのかもしれません。

7月23日(土)

枝豆が実をつけてきました。
昨年夏は枝豆だけが収穫できたという経験から今年は多めに種植えしました。C畝の1列に植えました。

B畝に苗植えしたナスは2株だけが残ってゆっくり成長しています。

ナスの横にコンパニオンプランツとして種まきした落花生

冬は失敗したバジルですが春植えは育ちました。既に何度か収穫しています。

昨年秋にD畝(不耕起畑)に植えたキャベツが今頃になって育ってます(笑)
この後収穫します。

人参はなんと!!昨年春に種植えしたのが1年以上かかってこの感じです。

収穫しましたがかなり小さいです。

A畝(耕起畑)に春植えしたオクラです。種植えと苗植えの両方とも育っています。

遅くとも6月中には植えたかったさつまいもですが、7月に植えています。
成長に4ヶ月はかかるので11月に収穫と計算したら、寒くなっている頃なのでちょっと難しいかもしれません。

動画でも記録しています。

 

 

 

 

 

 

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酒と女性とJAZZをこよなく愛すロマンチスト?

全力で作り上げたものを全力で壊すという変態性格が無ければ今頃はねぇ(笑)

この先どんな世界になっても食料が自給出来れば怖くない。
誰もが簡単に野菜を育てられるノウハウを作り上げていきます。

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